今球界再編で揺れるプロ野球だが、じつは2軍選手のセカンドキャリアを考える「夢の続きセミナー」が労組日本プロ野球選手会主催・私たちキャリア・ビルディング協会運営により9月より行われている。
これは再就職へのマッチングを意図したものではない。プロ野球選手という憧れの職業を得た人が、避けて通れない引退という日をいつか迎えるにあたり、その事実をしっかり受け止め、挫折感を味わうのではなく、前向きに考え、自分らしい人生設計の基に次の夢につなげていく基礎体力をつけるための講座である。
選手会事務局長松原徹氏曰く、「プロ野球に入ったことで満足していてはだめなんです。そしていずれやってくる引退・再就職の前に考えておかなければいけないこと、やらなければいけないことを考えてほしいんです」。将来を見据えながら、今何をすべきかを考える、まさしく私たちの提唱する自分の人生を自分らしく組立ていこうとするキャリアビルディングの考え方に対する松原氏の共感を得、この講座開催の運びとなった。
セミナーの中ではさまざまなワークショップやゲームなどが盛り込まれ、参加していくことで少しづつ自分で考えること、自分で決めること、自分を知ることなどを意識できるよう構成されている。またセミナー終了後の個別カウンセリングでは、引退後の具体的なプランについて、現在の悩みやセミナーで気がついた自分を生かした意思決定の仕方など、さまざまな相談を受けている。
今回初めてプロスポーツ選手のキャリア決定の場面に関わらせていただいたが、華やかなアスリートの生活からは想像できない、みなさんの抱える問題の大きさを実感した。このセミナーをきっかけに、自分で決めることの重要性をさらに理解し、来るべき転機に備える力をつけて欲しいと願っている。
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